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オーガニックは身体に優しいだけでなく、環境問題を解決に導くアルゴリズムや大切にするべき感性を取り戻してくれる哲学的な要素があります。

全国の田畑を訪ねて「農」を通して観えてくる様々な情報を「Blog」や「YouTube」から発信しております。

 

 

【目次】

・日本全国を旅するきっかけ

・色々な人たちと出会い観えてきたコト

・作物を作る人の動機はとても重要

・食べものを選ぶ理由

・オーガニック農家直送の買い物から繋がる6つのポイント

 

 

 ◎日本全国を旅するきっかけ

 

日本全国を旅するきっかけ

 

 

2011年3月11日に起きた東日本大震災を機に、私たちは持続可能で環境にも優しい食べ物(食材)に興味を持ち、畑を借りて開墾から家庭菜園を始めました。

食物連鎖を最大限に利用して人工物を一切使わない畑は、まるで様々な生命が暮らす"地球の縮図"のような世界観があり、私たちは自然界とは大きく分断された「社会」の中での生き方しか知らないという事を大いに痛感させられました。

畑で繰り広げられる自然界の摂理を目の当たりにして、人間社会に対する見識も徐々に変化していった私たちは、色々と知っているようで実は何も知らないという「無知の知」を実感することになります。

昔から【生兵法は大怪我の基(なまびょうほうはおおけがのもと)】ということわざがあります。

少しばかりの知識や技術を知っていると、それに頼って大怪我をするという戒めの意味です。

まずは自分たちの目で、自分たちの住んでいる"日本を実際に見てみよう"と夫婦2人で仕事を退職。

2016年6月には借家を解約し、軽自動車にルーフテントを搭載。

日本を自分たちの目で見ながら、全国のオーガニックファームを訪ねる旅へと出発しました。

個人農家はもちろん、自然農法提唱者の農園や、三つ星レストランに卸しているような農園、書籍を執筆している有名な農園まで幅広く伺い、ありのままの無垢な情報をBlog【ベジタブルジャーニー美土和】から発信しています。

 

 

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◎色々な人たちと出会い観えてきたコト

 

 

色々な人たちと出会い観えてきたコト

 

 

数百件の農園を巡り、私達が解ってきた事は「本物」や「1番良いもの」なんて存在しないという思ってもいない真実でした。

全ての農作物は一般流通しているものより遥かに良質なのですが、安全性を求める基準も人それぞれに違うし、なにより美味しさの基準も人それぞれに違うので一概に"1番良い"と言いきれるものが断定できなかったのです。

それはどの宗教が正しいとか、どんな子育てが正解だと問うかのような愚問でした。

いくら同じ農法でも細かい戒律や作物への気のかけよう、時間の采配はそれぞれに違うし、地域が変われば風土も変わって来ます。

では、一番良いとはいったい何なのか。

 

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◎作る人次第で、畑の状況も作物の質も違う

 

作物を作る人の動機はとても重要

 

 

例えば、経済的な安定(お金)を理由に医師を目指した人と、人を救いたいと医師を目指した人がいた場合どちらの医師に命を預けたいと思うでしょうか。

明確な「動機」や「意志」があって選ぶ仕事というのは"質"が異なると思います。

私たちの健康を作ると言っても過言ではない食べ物を作る仕事へ対する"動機"はとても重要と言えます。

オーガニックな農法は常に移り変わる自然環境のみで生き物を育てる為マニュアル化はできません。

同じ農地で同じ農法を用いても作る人の判断次第で出来る作物の質が変わってきます。

同じ家で、同じ親に育てられた子供たちがみな違うように、「畑」という世界には目に見えない小さな微生物から雑草や虫、日照時間、雨、風、作物自身の生命力など、様々な要素が複雑に関わることでようやく成長する命です。

だからこそ畑の環境作りや管理を担う生産者の考え方や動向はとても重要となってきます。

これは数百件の田畑を巡る旅をしてみて解った、私たちの共通理論でもあります。

 

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◎生産者の指針で大きく変わるオーガニックな農産物

 

 

食べものを選ぶ理由

 

 

私たちが暮らす「社会」はとても便利に造られています。

社会が発展するにつれて様々なものに価格が付き、色々なサービスや欲しいもを気軽に手に入れることが可能になりました。

暮らしが便利になるにつれて、私たちは何かを選ぶ際には「値段」で判断することが日常的になり、自分が食べている物でさえ誰がどうやって作ったものかも解らない状況になってきています。

お腹を満たすだけのことでいちいち選ぶのは面倒だ、と思うかもしれませんが「食べること=生きること」と考えると、食べ物を考えて選ぶということは環境や身体を大切に考え、丁寧に生きることへ繋がると私たちは考えています。

大切に育てたものだからこそ、大切に想う方へ。

美土和では口に入る食べ物を、作り手がどういうモチベーションで、どう育てているかの経緯(プロセス)を大切にしています。

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◎農家直送のメリットと買い物から繋がる大きな変化 

 

オーガニック農家直送の買い物から繋がる6つのポイント

 

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生きた鮮度のままテーブルへ

 

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多くの産直サービスは、収穫されたのち一度倉庫に集荷されて箱詰め・出荷されます。

既存のシステムだと収穫してからお客様に届くまで最低でも3〜5日以上掛かるところ、美土和では農家さんから直接出荷されることで

収穫したての新鮮な野菜を"最短"で直接ご家庭にお届けすることができます。

この数日の違いは、鮮度はもちろん野菜の持ちにも影響する大きな違いです。

 

 

生き生きしている「旬」を楽しめる

 

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健康には一年の中で最も栄養価が高まる"旬"の味覚を取り入れることが良いとされています。

美土和が紹介する農家さんは基本的には露地(野外)栽培なので季節に合うものしか育ちません。

季節とマッチした農産物を全国各地から取り寄せることで風土の違う各地域の「旬」を存分に味わうことが期待できます。

四季ある日本を食べましょう。

 

 

皮までまるごと食べれる・生ゴミが減る・安全性を選択できる

 

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美土和で扱う農産物はすべて無農薬・無化学肥料で人工物は一切使用していません。

多くの農産物は皮に栄養素が凝縮しているので安全に気をかけて育てたからこそ丸ごと戴くことができる特徴があります。

加工品に関しても農家さん自身が安全にこだわり抜いた農産物を原料に使い加工しています。

しかし、一般的には安全とされるものでもアレルギーや化学物質過敏症の方には有機野菜でも身体に悪影響が出てしまう事があります。

ご自身で安全の基準を考慮して、ご自身に合うこだわりの安全性をお選びください。

 

 

 日本人の暮らしは地球が2.4個分必要⁉︎

 

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人間が生きる為に必要な食糧の農牧地、材木、CO2吸収のための森林、環境に与える負荷や廃棄物の浄化に必要な面積など

1人当たり生活を維持するのに必要な陸地、および水域の面積を、地球の環境容量で表した指標に「エコロジカル・フットプリント」という概念があります。

この指標を元に計算すると、世界中の人が日本人のような暮らし方をした場合、地球が2.4個分、米国人だと5.3個分が必要と言われています。

私たちの何気ない生活や選択は自然環境の犠牲の元に成り立っています。

エコロジカル・フットプリントは人間が自然環境に与える影響をわかりやすく明快に伝えるとともに、その生態学的ダメージをどれくらい減らすべきかの指標にもなります。

持続可能なオーガニックは環境負荷が極めて低く、人間が毎日の食事を選択することは生態系の維持向上に大変効果的な意識です。

 

 

オーガニックは未来を決めるカウンターカルチャー

 

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 消費は投資。

買い物でお金を支払う事はその企業に対して投資している事と同じです。

農薬や化学肥料を大量に使った野菜を購入することは、薬品を使った野菜が主流となる社会になります。

企業がものを安く売る理由は消費者が買いやすいからです。

可能な限り安価な材料費で大量に生産して利益を上げる為、言い方を変えれば人や社会の為ではなく儲ける為でもあります。

農薬・化学肥料の使用が主流の現代社会に対して、オーガニック食材を購買するという事は"最も健全な社会主張"のひとつです。

オーガニック食材が主流の社会になれば必然的に慣行農家も農薬や化学肥料を使う事を辞め、より良質なものが流通される社会に繋がります。

消費動向は"社会"を作ります。

 

  

食べて地球と身体を元気に

 

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1989年頃、ヨーロッパで提唱されたエシカルコンシューマーという概念は「倫理的消費者」を意味し、

自然環境・人権・動物などに配慮した商品を買う事で、環境保護や社会貢献に繋がるという消費活動です。

農家は一人で多くの土地を使うため、土地を限りなく自然に近い形で使った場合、食物連鎖を経てその土地の生態系は豊かになります。

つまりオーガニックを食すということは、地球と身体を元気にしてくてる私たちが個人で出来る"最良の環境保護"だと考えています。

 

 

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