岡山農園



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石川県金沢市にて、農薬も肥料も使わず300年余の歴史を引き継ぐ"金沢小坂レンコン"を昔ながらの簡素な道具のみを使う鍬掘り(くわぼり)にこだわり、魂の蓮根を育てている「岡山農園」をご紹介します。

代表の岡山 哲章(おかやまてつあき)さん[1982年生まれ]

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岡山さんは大学を卒業後、墓石関係の営業職に就職。

良い物だと思って売っていた墓石だが、業界のずさんな業態を目の当たりにし、様々な葛藤の末「自分に嘘つきたくない」と会社を辞職。

その後、種撒きから販売まで"自分で作ったものを自分で売る"という農業に魅了され、まずは日本人の主食である「米」という事で、慣行栽培(現代農法)の稲作農家の元で6年間勤めます。

しかし、実際の作業は鍬(くわ)をふっている百姓のイメージとは大きく違い、毎日のように除草剤を撒いたり、ほとんど機械に乗っているオペレーター作業ばかりで、現代の百姓という仕事にも疑問を抱き始めました。

そんな時、たまたま蓮根の鍬掘り(くわぼり)をやってる人の所で作業をさせてもらう経験をし、そのやり甲斐と楽しさ故に蓮根の鍬掘りに強く魅了されていきました。

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蓮根は字のごとく蓮の「根」かと思いきや、私たちが食べているのは「茎」が肥大した部分。

石川県金沢市では、キメが細かくもっちりとした食感の「加賀レンコン」が有名です。

中でも、ここ小坂地区で作られる「小坂レンコン」は通常よりも粘土の割合も多く、密度の高い土壌になっています。

その土壌を使い自然栽培をする事で、蓮根自体の高い密度の違いに加え、さらに強い粘りのある蓮根へと仕上がるのは岡山農園最大の特徴と言えます。

通常、切ると断面がすぐ変色する蓮根ですが、岡山農園の蓮根はなかなか変色もせず、日持ちもするとお客様からのお墨付き。

小さい熊手で動かす鍬掘りでの泥の量は約4000t。4tトラック1000台分にもなります。

そんな大変な作業を経て取れる蓮根は、約6、7tほど。

丁寧に育て収穫される蓮根は、金沢小坂蓮根の鍬掘り300年余の歴史に加え、蓮根と向き合う「農家魂」と自然の命がギュッと詰まった大変貴重な蓮根です。

 

 

36961.png 農家さんの実際の声を文字に起こした取材記事はジタブルジャーニー美土和 

 

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