つくり手
たまゆら草苑

栃木県茂木町の里山に囲われた自然豊かな環境下。
築140年の歴史ある古民家で農的暮らしを営み、畑をなるべく耕さない・草を取らない・肥料も与えない。
前の作物から命のバトンを繋げていく「たまゆら草苑」をご紹介します。
代表の豊口 安紀(とよぐちやすのり)さん[1963年生まれ]
豊口さんは横浜の住宅街育ち。
仲間とコミュニケーションをとることがあまり得意ではなく、クラスの中でも大人しい性格の子供時代でした。
家にはささやかな庭があり、趣味の園芸を見ながら植物の美しさ、花や虫の響き合いに「自然はそのままで生きる芸術だ」と、花たちの美しさに魅了されていきました。
学生の頃には、自分の暮らしの足元(環境)がほとんど海外に依存している事を実感し、少しでも暮らしの足元を見直していきたいという想いから、共同体や農家に住み込み、その後農家として独立しました。
同じ頃、整体やヒーリングを学ぶ中で、巷に氾濫する化学物質や有害金属がどのように私たちの健康等に影響しているかが解り、健康上の問題を抱えている方々へ何か少しでも役に立ちたいと願い、健康を損なうことなく「意識のシフト」を助けるような農産品の提供ができたらという想いから、自然に沿うような農家になりました。
こだわりを尋ねると豊口さんはこう答えます。
「農の道は愉しいということ、
農の道は創造的であるということ (芸術であるということ)、
農の道は健康を育むということ、
農の道は感性を培うということ、
また農が適切に行われたなら 環境・生態系が保全される側面も大きいということ、
そうして農の道によって私たちの暮らしが支えられているということ。」
※2020年現在は岐阜県に移住されました。
農家さんと出会った時の日記ブログはベジタブルジャーニー美土和